■システムのプロパティを設定する■ (マイコンピュータ → プロパティ) | ||
No | 設 定 画 面 | 説 明 |
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「全般」画面では何かを設定することはありません。しかし、OSのバージョン、PCの製造名、CPUの種類、搭載メモリ量などの情報が一覧出来るので、是非確認しておきましょう。万が一正しく表示されていなかったら、あなたのPCはハード的におかしいことになりますから。 ※ 実際には使用者名も表示されますが、この画像では削除しました。因みに私のマシンはCPUが2.8GHz、メモリは1GBです。動画編集やマルチタスクを行うためには、メモリは最低でもこれくらいないと駄目なようです。 |
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2 | 詳細設定こそ、最もパソコンのパフォーマンスに大きな影響を与える設定を行う箇所です。 「パフォーマンス」と「起動と回復」の2箇所で、それぞれ説明文にあるような項目に関する設定を行います。 まず、パフォーマンスの設定をクリックしてください。 |
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するとパフォーマンスオプション画面が開きます。まず、視覚効果を設定します。 ここで[デザインを優先する]を選択すると、XPの最大限の装飾機能を活かすことになります。しかし、そのことは装飾表示用にメモリを沢山消費することを意味しますので、パフォーマンスは相対的に低下します。 次に、[パフォーマンスを優先する]を選択すると、装飾を排することによりメモリ消費量が抑制されるため、Windows98ライクなあっさり画面になり速度優先になります。 [カスタム]を選択すると、デザイン優先とパフォーマンス優先の中間の設定を行うことが出来ます。 因みに、私の場合には折角のXPなのに余りに味気ない画面ではつまらないので、適当に視覚効果を活かしています。 |
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プロセッサのスケジュールは既定のままで良いと思いますが、メモリにゆとりがあればバックグラウンドサービスを優先させる方法もあります。 メモリ使用量は書いてあるとおり、既定ではプログラム優先となっています。ここはメモリにゆとりがあればシステムキャッシュ優先にすべきです(私はそうしています)。 仮想メモリについてはこちらの高速化頁内の該当箇所をご覧ください。 |
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詳細設定の2つ目は「起動と回復」の詳細設定です。[詳細設定]の「起動と回復」右下の[設定]をクリックすると、左図が表示されます。 ここはちょっと分かりにくいところです。まず、Aの箇所は「回復コンソール」や別のOSをインストールした場合に関する設定ですが、標準ではこうした使い方にはなっていないため、OSの選択画面も出なければ、その表示時間を設定する必要もありません。 もしも、回復コンソールをインストールした場合等には、既定値の30秒は余りに長いので5〜10秒程度にすればよいと思います。 次にBの箇所は既定値では、全てレ点が付いているはずです。これらは殆ど必要ないし、ログをとっても内容は分かりにくいし、全てオフにすることをお勧めします。そうすれば一々エラー時に表示される画面はなくなるし、分からないログで貴重なハードディスクを占拠されることもなくなります。 Cの箇所はエラー時のデバッグ情報に関するものですが、これもデバッグ情報を取ったとしても内容は分かりにくいし、その情報を元にエラーを修復する場合など、まずないと思えますので「書き込みなし」にすることをお勧めします。 |
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システムの復元に関する設定です。Windows Me 以降では、Windowsがおかしくなった時に、正常に動いていた時のWindowsXPを復活させる方法として、システム復元という方法が採用されました。 しかし、効果的に復元が出来る場合もあれば、復元データを取っていたとしても、その復元データを読み出すためのWindows起動が行えない場合もあるので、システム復元は"万能なリカバリ手法"ではありません。 そこで、このシステム復元を無効にすることも、一部では推奨されています。私は一応有効にしていますが、思い切って無効にすることも良いかもしれません。個人的には、万が一の場合のWindowsXP復元対策は、システム復元ではなく別の方法を検討すべきだと思ってます。(具体的にはリカバリソフトを購入して利用することが最善です。) |
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上図の設定ボタンをクリックすると、上図の場合にはCドライブの設定画面が表示されます。ここではシステム復元のために、ハードディスク領域をどの程度確保しておくのか設定します。 左図は既定値のままにしてあっていじってないのですが、ハードディスク容量が厳しい場合には、使用するディスク領域を最小にすることがお勧めです。この領域を小さくすると復元ポイント数が減りますが、ハードディスク容量が厳しい場合には贅沢は言っていられません。(笑) |
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自動更新はいわゆる Windows update に関する設定を行う画面です。 WindowsXP発売以降、ネットに接続しただけでパソコンがウィスルに感染する事態が続出しており、世界的に問題となっています。「Windows XPはそれほどに柔な、いい加減なOSなのか?」───こんな怒りが彷彿と湧き上がり、マイクロソフト社が告訴されてもおかしくない程に、被害も多発しているようです。(身近なところでも!──掲示版参照) さて、左図の設定は既定値です。指定したスケジュールで自動実行させる方法が最善かもしれませんが、指定時刻にそのパソコンが起動している保証がない限り、この設定は"空振り"になりますので私は使っていません。 なお、6月下旬には WindowsXP SP2が公開されるそうです。現在のSP1の後継となるサービスパックで、セキュリティが強化されると報じられています。公開されたら必ず導入すべきでしょう(当然無料です)。 さて、このSP2では、Windows Updateは標準設定で「更新を自動的にダウンロードして毎日午前3時にインストールする」設定になるそうです。しかしこの設定は、午前3時にパソコンが起動していなければ意味がありません。マイクロソフトは「パソコンは四六時中電源を入れっぱなしに放置すべし、それが標準だ」とでも言うのでしょうか? |
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リモートアシスタンスやリモートデスクトップは、離れた箇所にある他のパソコンから、自分のパソコンを操作することを可能としたもので、ネットを活用したパソコンライフの1つの醍醐味です。 しかし、これらの機能を日常的に利用しない限り、そのためのプログラムを常時動かしておくことは、メモリの無駄使いです。 これらの機能は既定値でオフになっていると思いますが、念のために確認してオフにしましょう。使う時だけ必要に応じて有効にすれば済むことですから。 |
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開設日:2004年5月22日
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