●説明はいいから直ぐにPrimoPDFについて知りたい!
PDFについて既に知識を持っている場合、あるいは”何が何でもとにかく直ぐに”PrimoPDFについて知りたい場合には、こちらをクリックして PrimoPDF 私設マニュアルをご覧ください。
●PDFって何?
PDF は Portable Document Format の略。アドビシステムズ社が開発し、世界的に広く普及しているファイル形式です。
インターネットで配布する文書の形式として定着していると共に、マニュアル文書でもよく利用されています。また、ビジネスシーンでは、ワードやエクセルで作った文書を PDF 形式に変換して配布するケースも増えているようです。それは、PDF が汎用的で、改ざんされにくいためです。
●PDFの特徴をまとめれば次のとおりです(参照:日経パソコン2004.3.29号)
1 配布先の環境(Windowsか、Macか等)を問わず、元のイメージのまま文書を表示
2 閲覧ソフトが無料で入手出来る。
3 ワード、エクセルなどの元の文書と比べてファイル容量を小さくできる。
4 文書が勝手に改ざんされにくい。
5 閲覧は出来ても、印刷不可、コピー不可など、利用にさまざまな制限を掛けることが出来る。
●PDFファイルの作成
PDFファイルの作成方法は、実は至って簡単。PDF作成ソフトをインストールして、ある文書を作成した後に印刷を指示して、PDF作成用の仮想プリンターを選んで仮想的に印刷すればよいだけです。
紙に印刷する変わりに、仮想プリンターでPDF化を行うという訳です。
PDF作成ソフトは沢山発売されています。本家本元のアドビシステムズ社が発売しているAcrobat(アクロバット)がもっとも有名ですが、他にも次のような製品があります。(参照:日経パソコン2004.3.29号)
・ Acrobat 6.0 Professional(54,800円)、Acrobat 6.0 Standard(34,800円)
・ Justsystem PDF Creator(12,800円)
・ FinePrint pdfFactory 2 Pro(12,800円)、FinePrint pdfFactory 2(6,800円)
・ SkyPDF Standard(4,800円)
・ pdMaker for Office(4,800円)
・ PDFコンバーター(3,800円)
・ いきなりPDF(1,980円)
●製品版PDFファイル作成ソフトの相違点
同じ性能ならば誰だって1,980円に飛びつきます。54,800円も支出して購入する人はいないでしょう。
実はこれだけの価格差があるのは、PDF化性能に違いがあるためです。
Acrobat 6.0 Professionalは機能満載であり、いきなりPDFは価格相応に機能を極限まで絞り込んであります。その機能差について簡単に触れると、例えばいきなりPDFでは次のことが出来ません。
印刷・コピー制限、しおり作成、リンク設定、注釈の追加、電子署名の追加、パスワード設定
●それでもタダに勝る魅力なし!
PDF の仕様は Adobe 社から公開されているため、誰もがPDF作成ソフトを開発出来るそうです。しかし、これまで開発されインターネット上で公開されていた、無料でPDFファイルを作成する方法はかなり面倒な手続きが必要でした。
ところが、2004年3月下旬、ついに、「印刷時のプリンターとして専用の仮想プリンターを選ぶ」という極めて簡単な操作だけで、任意の文書をPDF形式に変換出来てしまう無料ソフトが公開されました。誰もが待ち望んだ待望の逸品がやっと登場したわけです。
その名は「PrimoPDF」v1.0.0.1。しかも、嬉しいのは Windows 98/Me/NT/2000/XP に対応していることです。(1980円の○きなりPDFは98やMeには非対応)3月26日現在、作者のホームページからダウンロードできます。
なお、窓の杜編集部によると、作者サイトはつながりにくくなっているそうですが、私がアクセスした時(2004.4.15)にはあっさり閲覧出来ました。
【参照】 窓の杜社の Review NEWS から PrimoPDF の紹介文を引用しておきます。
(アンダーラインは筆者による)
「PrimoPDF」は、Word/Excel/PowerPointなどのOffice文書やテキスト、画像など、任意のソフトで印刷可能な各種ファイルをPDF形式に変換できるソフト。仮想プリンターとして動作する仕組みで、インストールするとプリンター一覧に“PrimoPDF”が追加される。ファイルの印刷時にプリンターとして“PrimoPDF”を選択後、ダイアログ上でフォルダを指定して[OK]ボタンを押せば、指定したフォルダにPDF文書が保存される。
このとき、文書内で使用しているフォントはPDF文書へ自動で埋め込まれるので、他のOSなどインストールされているフォントが異なる環境でも、作成者の環境と同様の体裁で閲覧可能だ。作成したPDF文書は、文字列の範囲選択&コピーや、文字列検索にも対応する。市販の高機能なPDF文書作成ソフトのようにしおりの付加や暗号化機能などはないが、一般の文書をPDF形式へ変換する用途ならば、必要にして十分な機能を備えていると言えるだろう。
●PrimoPDF 私設マニュアルを見る
ここまで読んでPDF化の概要は何となくは理解して戴けたものと思います。
その上で無料でPDF化ソフトを導入しようと思う場合には、こちらをクリックして私が作成した私設マニュアルをご覧ください。
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